物件の持つ「主観的」価値

題名が大げさですが、わりとぼんやりした内容の記事です。商売の仕方、利益の上げ方をあれこれと考えていたら、ふと、昔の部屋探しのことを思い出しました。

Vintage cabinet
Creative Commons License credit: suzettesuzette

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10代後半から20代後半まで、賃貸の不動産屋さんには何度かお世話になりました。

初めて一人暮らしをするときに借りたのは古い六畳一間のアパート。風呂なし、トイレ共同でした。都会暮らしが初めてだった私には、そんな部屋でも何だか目新しく、「よし、明日はトーストを焼いて、それを口にくわえて窓から飛び出して出かけよう」などと馬鹿なことを考えたものです(部屋は2階でしたが)。その後一度もトーストを自分で焼く事はありませんでしたが。

数年後、気に入ったその街で近くに引っ越しました。風呂付です。その時も「よし、明日から早朝にジョギングして汗をかいても、すぐにシャワーを浴びれるぞ」と意気込みました。もちろんその後一度もジョギングはしていません。ちなみにそのお風呂、古いタイプの風呂釜で、後に入浴中小爆発を起こしました(怪我はしませんでしたよ、耳がツーンとしただけ)。

その後、何度か移り住みました。住む街も部屋のタイプも変わっていきました。また、友人の部屋探しにも付き添いで行くことも多く、若い頃は不動産屋さんに何度も行きました。友人の依頼で、ちょっと怖そうなお兄さんと敷金精算の交渉をしたこともありました。

購入の時も含め、色んなタイプの不動産屋さんがいたな、と今さら思い出します。

ぼけーっとしてるように見えてすごくしっかりしたお爺さん、とても世話好きで話好きなおじさん、無愛想なおばさん、優しいお姉さん、いい加減な人、すごくきっちりして丁寧な人。

ラッキーなのか、そんなに悪い人には当たらなかった気がします。

接したのはほんの一時なのに、意外と鮮明に憶えています。

きっと、新しい住まいに移ろうとする時、色んな想いを抱えているからなのだと思います。希望や期待、不安など、胸を一杯にして新しい場所に自分の生活を移す、その場面に不動産屋さんが関わっているんですね。

 

思えば、一番最初の部屋探しの時は、ほぼ何も考えずに部屋を探し、金銭的に折り合いがつく物件にすぐ決めましたが、それ以降は色々な事情やこだわりがあったことを思い出します。そんな事情やこだわりを不動産屋さんに話したり、話さなかったり。 不動産屋さんの方も、事情を聞きたがる人もいれば、一切聞いてこない人もいました。

住む場所は人の心にも強く影響を与えます。街も人もそして家、部屋も。そして、人とともに場所も深く記憶に刻まれます。

 

まだ開業前なのに、物件の持つ価値を単に経済的側面からだけ見るようになりつつある気がします。もちろん、経済的側面からの客観的に判断できる「プロ」にならなければならないので、そういう見方は当然といえば当然ですが、そのような「客観的」価値だけでなく、お客さんの持つ「主観的」価値にも同じように意味があるということに、少し深く考えてみようと思います。仕事の組み立て方のヒントになる気がします。

 

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ところで、このブログには「不動産屋 開業 未経験」等のキーワードでアクセスして下さっている方がそこそこいらっしゃいます。私同様、未経験での不動産屋開業を検討されている、あるいは準備されている方が結構いらっしゃるのだなあ、と思います。実際、そういった方からご連絡を頂いたり、コメントを頂いたりしてとても嬉しく思います。私だけでなく、見て頂いている方々同士でも交流できるようになって行けたらなあと思います。フォーラム的なものがあるといいのかなあ…。

 

ただ、時間があまりなく、有益な記事をなかなか書けないのが悩みです。空き時間を見つけては、不動産会社のサービスサイトを含め、いくつかのサイトを作成しているので、そっちに集中するとついつい時間の経過を忘れてしまいます。

軽い内容を少しずつアップすることになりそうですが、今後とも宜しくお願いします。

 

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griffin

グリフィンです。不動産業もWordPressも関わるようになってまだわずか。それを差し引いてお読みください。コメントはお気軽にどうぞ。

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