モバイルフレンドリーアップデートによるGoogle検索順位の変動は確かに始まった模様です。

 

以前の記事でも書いたGoogleのモバイルフレンドリーアップデート。サイトのスマホ対応の有無が、スマホからの検索順位に影響するというもので、4月21日から全世界的に適用(日本時間では4月22日)ということでした。

By: Tim Green

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1. 確かに影響は出始めている(当たり前だけど)。

一応、弊社賃貸サイトに関連するキーワードでの変動を少し気にしてウオッチしていましたが、本日あたりから確かに変動が起こっています。昨日夜の時点では変動はなかったのですが(とはいえ、上位結果しか見ていませんが)、今朝確認したらスマホ対応していない競合サイトの検索順位が落ちていました。

その競合サイトの変動は、7位から13位というものですが、1ページ目から2ページ目に落ちるのは影響があるでしょうね(弊社より下位なので弊社にプラスはありません…)。

アップデート適用と予告されていた日から2日経っていますが、全世界的なものなので、徐々に影響が出てくる感じなのかも知れません。また、順位の変動度合いにもまだ変化があるかも知れません。

ちなみに、スマホ検索結果を確認するのは意外と面倒で、SEO関係の順位調査ツールもまだPC検索とスマホ検索を判然と分けているものは少なく、自分の使いやすいものがありませんでした。それで、スマホのブラウザのキャッシュを消去し、さらにプライバシーモードでグーグルにアクセスする、という方法で確認をしています。

なお、弊社賃貸サイトの順位には変動はありませんでした。競合サイトのほとんど(どれも大手不動産ポータル)は既にスマホ対応されていましたからね。

先に挙げた順位の落ちた競合サイトですが、当地ではかなりの大手なのでコンテンツ自体はかなり充実しています(とはいえ、従来から大手ポータルなどには順位で負けていたわけですが)。スマホからの検索順位にスマホ対応の有無は影響しますが、それのみならず、従来通りコンテンツの関連性・充実度・独自性などは評価の対象になっているので、この競合サイトの順位の下落が5ランク程度で収まっているのかも知れません。スマホ対応すれば順位は上がってくるでしょうが、従来の7位あたりまでということなのかも知れません。

スマホ対応は、「順位を上げる」ために行うのではなく、「順位を下げないため」に行うということですね。

 

2. モバイル対応は1日半ぐらいで認識された。

実は、弊社の賃貸サイト、もっと早くモバイル対応するつもりだったのですが、体調の関係で遅れてしまい、4月20日に作業し同日作業完了。

GoogleのモバイルフレンドリーテストでOKが出たのを確認の上、Googleウエブマスターツールで、サイトマップの送信、念のためFetch as Googleでの主なページの送信をしておきました。

スマホからの検索結果で「スマホ対応」と出るようになったのは4月22日。結果的にはアップデートに間に合った感じです。

どうせGoogleが巡回してくるのでサイトマップの送信等はしなくても大丈夫かと思いますが、すぐにでも認識されたいという場合はしておくに越したことはないかと思います。

ちなみに、Googleウエブマスターツールでの「モバイルユーザビリティ」項目では、いまだに問題があるという表示になっていますが、経験上あと数日もすれば問題ないという表示になると思います。

 

3. WordPressの更新作業は慎重に。

ちなみに、スマホ対応作業内容はレスポンシブテーマへの変更。合わせてWordPress本体自体の更新もしました。

が、(実は恐れていた通り)問題発生。WordPress本体の更新をした途端、サイトは真っ白、ログインも出来なくなりました。

体調問題もあり、なんか面倒になってしまっていたのもあり、また、他のサイトで同バージョンからの更新で問題がなかったのもあって、甘く見て色々端折ってダッシュボードからいきなり更新してしまいました。わかっていたのに面倒臭さに負けちまいました。お恥ずかしい話、新しいバージョンに対応していないことが明らかなプラグインさえ無効化しないまま本体を更新…。馬鹿ですね。

バックアップは日常的に自動で取ってあるので(参照 : 不動産プラグインで作った不動産サイトについてメモ - バックアップ - )、最悪でも一から出直しってことだけはないのですが…。

で、FTPでアクセスしてwp-config.phpを書き換えてデバックモードをONに(参照 : WordPressのデバッグモードは困った時便利。)。すると、真っ白だった画面にエラーがどばーっと表示されます。画面が埋まるぐらい。それを全部読むのも面倒だし、読んでも良くわからないところもあったので気持ちが萎えましたが、少なくとも一部のプラグインが問題なのは確か。

それで、FTPでプラグインのファイルを全部一旦ダウンロードしておいてから、削除をしました。

無事復活。1個ずつプラグインを入れ直して種々の機能も復活。テーマは最新の不動産プラグインが対応しているTwenty Fourteen。あとは、全体のCSS、テキストコンテンツのレイアウト微調整(これが意外とクソ面倒くさかった)、バナーなどデザイン系の作り直しなど、約1日の作業でなんとか完了。全てが最新の状態になりました。不満なところは多々あるものの、残りはぼちぼちやります。

 

WordPress本体の更新をする時は、バックアップをしておくこと、プラグインを無効化しておくこと等は基本中の基本ですよね…。それから、稀に、借りているレンタルサーバが、WordPressの最新バージョンが要求するPHPのバージョンやMySQLのバージョンに対応していないなんてこともあり得るので、注意は必要です。

いずれにせよ、更新作業は慎重に、ですね。

 

4. モバイル対応は悩ましいですが…

好むと好まざるとにかかわらず、スマホからのアクセス比率が上がっていく流れは止まりそうにありません。特に不動産サイトへのアクセスはスマホからの流入が多い傾向にあるように思います。弊社サイトでも50%がスマホからのアクセス。日に日に比率は上がっています。

少しばかり興味本位で、不動産プラグインの「事例紹介」のページで確認してみたら(参照 : 不動産プラグイン 事例紹介 | WordPress 不動産プラグインで不動産ホームページ  nendebさんのサイトです)、スマホ対応していないサイトがちらほらあります。比較的最近アップされているサイトはスマホ対応しており、古いものは対応していないものが比較的あるという当然と言えば当然の傾向。弊社サイトと同じように、サイトアップした時点では「スマホ対応した方が良いだろうけれど、とりあえず今はちょっと置いておいて 」という程度だったのかなあ、と思います。一方、最近ではサイト開設時からスマホ対応するのが当たり前になっていますものね。

最初からやるのは簡単ですが、途中で対応するのって面倒ですよねえ…。大手企業でもモバイルフレンドリー化が進んでいないという話もあり(参照 : Googleアルゴリズムのモバイル・フレンドリー化、今日から適用―Fortune 500企業の4割さえ順位下落 | TechCrunch Japan)、なかなかに悩ましいですが、サイトの完成度を下げてでもとりあえずの対応が大事な場合もあるかも知れません。

 

さて、週末から病院へと島流しとなります。5月には帰ってきます。また少し痩せて男前が上がると思います。

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griffin

グリフィンです。不動産業もWordPressも関わるようになってまだわずか。それを差し引いてお読みください。コメントはお気軽にどうぞ。

2 thoughts to “モバイルフレンドリーアップデートによるGoogle検索順位の変動は確かに始まった模様です。”

  1. 初めまして
    40歳半ばにして不動産会社に転職を考えているものです。全く今までは別の職種で厳しい現実を目の当たりにしています。
    そんな中こちらのブログを発見。
    昨日から読み更けております。
    全くの未経験で飛び込む勇気、尊敬致します。。。最初読んだブログが立ち上げ当初のところで、ブログが継続されていたので
    更に、私自身も勇気を貰いました。
    私も宅建ホルダーなので未経験でも
    出来るかなと心動いてます。
    全部読みます。
    色々と参考にさせて下さい

    1. のぶさん、はじめまして。島流し状態だったのでお返事遅くなりました。すみません。

      私の場合、勇気というより「馬鹿」なのかも知れませんね。実際やはり未経験だったことでうまくいかないこともあります。しかし、考えてみるとそれは未経験であるせいではないのかも知れませんね。頑張らなければ。

      このようにコメント頂くのはとても嬉しいです。嘘は書いていませんが、本当にほんのご参考程度にお読みくださいね。

      コメントありがとうございました。ちょびちょびと書き続けたいと思っています。よろしければ、今後ともよろしくお願いします。

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