少し前に済ませたことですが宅建業免許の申請手続きについて書きます。
宅建業免許の新規申請手続きは、免許申請書を作成して添付書類を揃え、県に提出するだけです。宅建協会に入会する場合は、県への免許申請手続を行った後、入会手続きをすることになります。不動産業課など、県の担当部署に確認しつつやれば特に難しいことはありませんが、急いでいる時に少し気をつけておいた方がいいかな、と思うメモを残します。ここでは、法人で県知事免許を申請する場合について書いています。
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書類をそろえる
免許申請書免許申請書は、都道府県のホームページからダウンロードできます。購入することもできますが何故か1000円以上したりするので、ダウンロードが良いです。また、宅建協会に入会する予定であれば、協会でもらうこともできます。
「様式第一号(第一条関係)」等というやつで、全国共通ではありますが、各都道府県のホームページでダウンロードできるものは、たとえば宛名の「○○県知事殿」の部分に既に各県の名前が入っていたりするので、申請する都道府県のホームページからダウンロードするのが無難です。また、添付すべき書類でお役所発行のものがいくつかありますが、請求先が色々なので早めに準備するのが良いと思います。
私の場合必要だったもの
・身分証明書
・登記されていないことの証明書
・法人の履歴事項全部証明書
・法人の納税証明書
・常勤を証明する書類(代表者・専任の取引主任者について必要。源泉徴収票の写し、雇用保険被保険者証等、ぴったり該当するものがない場合は申請先に相談すれば代替のものを教えてくれるはず。)
この他にも、貸借対照表・損益計算書やら、事務所の賃貸借契約書の原本とか(提示するだけ)、最寄駅から事務所までの地図やら、間取図やら、もろもろありますので、早めに必要書類一式を確認しておくことをおススメします。
記入の仕方
記入事項の詳細は省きますが、以下の点は気をつけておいたほうが時間の節約になると思います。記入例は各都道府県のホームページに掲載されていますが、あまり詳細でないところもあります。私は、他都道府県のホームページを参考にして記入していきましたが、どうも記入方法が各都道府県によって微妙に違うらしく、直されたところが結構ありました。面倒でも記入する先に聞くのが良いと思います。
また、各都道府県の説明を見ていると、事務所の写真についてはかなり温度差があります。ものすごく詳細な写真を要求しているところもあれば、簡単でOKなところもあります。事務所を全方位から撮ったものを要求していたり、入口やポストのあたりまで必要だったりする面倒な県もありますし、外観・室内1枚ずつでOKなところもあります。いずれにせよ、完成形である必要はありません。私の場合、事務所内の写真には、デスク・椅子・電話機・ソファー・テーブルが写っているだけでしたが、問題ありませんでした。
全25ページある申請書ですが、記入が不要なページがそこそこあります。それらの記入しないページも一緒に提出するのだそうです。ダウンロードすると1ページずつばらばらになっているので勘違いしやすいのですが、どうも全てのページの入った1冊を申請書として扱うようです。不足のページがあれば、役所で補充してくれるかというとそういうわけではなく、自分でまた持ってくるか、その場で用紙を買うかしなければならないようです。
その他
受付の際に訂正印を押せるよう、書類作成に使った印鑑(代表取締役印や個人印)は持参するのが無難です。
県の収入証紙は受付で書類の確認を受けてから貼った方がよいです。※申請書に貼るものは、都道府県免許か国土交通大臣免許かによって異なりますので、必ず逐一確認して下さい。
結構混雑している
おそらく、主任者の登録やら免許の更新やら、そういったものがたて込む時期だったのだと思いますが、窓口はかなり混雑していました。その上、不備の多い申請書を提出する人が多かったり、その場で細かく説明を受けている人がいたり、回転も悪かったです。県の職員の方々は、びっくりするぐらい懇切丁寧で、全然良くわかってない感じで窓口に来ている人に手取り足取り教えてあげている感じでした。そういう部署なんですかね。
でも、ホームページ等に載せる申請書の作成マニュアルを懇切丁寧にしておけば、窓口での手間は省けるのでは?と思いましたけどね。まあ、そんなもの読まないだろうな…、と思うタイプの方も多かったですけど。
宅建協会への入会に申請書の副本が必要
申請書は、正副各1部作成して(副本はコピーでOK)、受付印をもらった副本をこちらで保管します。この副本は、宅建協会への入会手続の際に必須のものとなります。
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手続的なことを書くことにあまり意味はないかも知れませんが、同じ時間に並んでいた人の中には、その日の受付にならなかった人もいた様だったので何かの参考になればと。役所に出向いて行って無駄足・二度手間になったりするのは鬱陶しいものですよね。
私は、3箇所ほど訂正印が必要なページがありましたが、無事受付印をもらいました。
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