店舗(というか事務所)を探しています。

開業に向けて一番手間取りそうなのが店舗物件探しです。狙っているエリアは賃料が高めです。店舗を重要な集客ツールと位置づけるなら投資する甲斐もありますが、そういう考え方ではありません。店舗と呼ぶより事務所と呼んだほうが適正ですね。

mango down a street
Creative Commons License credit: mugley

 

スポンサーリンク

恐らくですが、「開業」というと不動産業に限らず、店舗や事務所にお金をかけたくなるものだと思います。スケルトンで借りて、「こんな店にするぞー」と内装工事にそこそこお金を使ったり、そうじゃなくても新品のこじゃれた什器を揃えてみたり。だって気持ちいいですもの。サラリーマン時代、新しい事業所の内装工事の図面を何度も自分で書き直したりして(きっとやっかいな客だったでしょう)、現場にも何度も足を運んで出来上がった時はやっぱり気持ちよかったです(同時に売上予算が頭に圧し掛かってましたが)。

でも、店舗で集客とは考えていないので、初期投資は抑えたほうが得策だと考えています。店舗が信用力になる、という考え方もありますが、資金が無尽蔵でない限り、広告予算等、後で持ち出しができる余力を持っているほうが機動的だと思います。

それに、現状回復費用って甘く見れないものなので、容易に移転できなくなる恐れもなくはありません。ばりばりに工事しちゃうのは、長い間そこを動かない決心をした時だと考えています。

「居抜き」的な感じで激安とかなら考えなくはないです。実際最近それに近いものを発見したのですが良く聞いてみたら「内装譲渡」でした。「高くない?」ってことで見送りましたが、結構センスのいい自分好みの内装だったので、ずっと空いているようなら大幅値引き前提でもう一度アタックしてみます。

 

居住用マンションの一室、みたいな事務所の不動産屋さんは、通常売買専門(客付け寄り)が多そうです。確かに、重説や契約手続等々は元付けの店舗とか銀行とかでやることになりそうなので、立派な店舗は無くてもいいのでしょうね。

店舗の集客効果に関するコスパは低いと考えていることが、店舗を重視しない理由の一つですが、賃貸の客付けで店舗を重視しないのは非常識なのかも知れません。一般的なスタイルを知れば知るほど不安になる面もありますが、普通のやり方をなぞるだけではうまくいかないと考えています。自分の考えるやり方をとにかく試していくしかありません。

そう思うのは不動産業界の経験がないからなのでしょうけど、最近、経験がないということに対する開き直りがすっかり出来てきました…。

 

物件探しをしていると、自分に合う物件を探しているつもりが、いつの間にか物件に自分が合わせようとしていることに気付く瞬間があります。現実に沿って柔軟に考えることは必要ですが、多くの場合、当初の趣旨から外れていくことになってしまいます。

一般の方が部屋探しする時も、きっと「あわよくば」っていう方にばかり気を取られていくと、当初の目的から外れた思わぬ物件を借りることになるんじゃないでしょうか。

 

ただ、商圏をぎゅうぎゅうに絞って始めようと思っていますので、その商圏を扱っていることが誰の目から見ても合理的に見える場所には借りたい。なるべくその商圏を代表するようなポイントに。上に書いていることと矛盾しているようですが、「住所」を重視しています。

狙う商圏のど真ん中で、小さいけど密室っぽくなくて、安いもの。駐車場も必要(近隣可)。全てを満たそうと思うと前に進めないかも知れませんが、固定費抑制のために焦りは禁物。勉強だと思ってじっくり探します。

 

さて、諸々あって、あまり物件探しに時間をさけないのが悩みですが、賃貸物件探しをする立場の悩みは全てヒントだと思っています。

 

関連記事とスポンサーリンク

スポンサーリンク


関連しているかもしれない記事

griffin

グリフィンです。不動産業もWordPressも関わるようになってまだわずか。それを差し引いてお読みください。コメントはお気軽にどうぞ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スパム防止のため下の式の空欄に答えの数字を入力してください。 *